「弦の会」掲示板

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きのうきょう - 空田広志

2017/11/11 (Sat) 21:30:50

今、K市で生涯学習講座の一環として俳句を教えています。ウリは「俳句を作って、健康寿命をたもちましょう!」である。心身が躍動しているひとは、いつまでも若い。俳句作りは頭や心をうごかすので、十分にその役目を果たしています。薬を飲むより、よっぽど効果があるものです。テレビ番組「ぷればと」で俳人の夏井いつきさんが活躍されているのはご存知でしょう。そんな映像と重なる体験を
しているこの頃です。さて、「弦」作品、皆さん上手く書いてみえます。滋味な作品が多いのが特徴です。小説は、喜怒哀楽、表情がないといけない。また、小道具も必要。ただ、書くだけでなく「たくらみ」や問題意識への姿勢も問われます。

「指のあと」「林間に遊ぶ」 - kanko

2017/11/11 (Sat) 14:12:05

 「指のあと」
 どこにでも居そうな人たちにも、その身の内には真っ赤な血が流れ、時に黒く淀み、温かくまた冷たく、巡っていると気づかされます。重ねてきた年輪に、『抱擁の節』を作り、静かな生活に深い人生があるのだとも。己が「女性」だと気づくシーンは秀でて、読む私の体も熱くなってしまうようでした。
 
 「林間に遊ぶ」
 梅次さんの放浪もいよいよ佳境に入ったのでしょうか。臭いに眉根を寄せるような、リアルな表現はよかったように思います。「ウヘッ」とは思いましたが・・・でも梅次さん!これ以上奥さまから離れたら、行く末は空想通りです。老人を反面教師にしてはいかがでしょう。勝手を申しました。

『飛龍死すべし』 - 河合栄子

2017/11/02 (Thu) 13:10:44

『あなたは死すべしです』 なんという確信に満ちた宣言だろう。市川しのぶの世界は、純と乱と煩がいつも交錯する。芸能の特異な世界を書き込む才能は、経験からか、はたはた夢想からか? 伎芸天女の秋篠寺の白萩の美しさが、この小説を深く浄めている。後半主人公が、夢の中で沢山の扇が、迫り飛んでくる下りすべての心情を現すに見事だ。読者としては平凡な一少女の人生をこれほどまでに、翻弄させた芸事の魔力と魅力を味わせてくれたこの小説と、市川しのぶの筆力、人間観に乾杯、いや、完敗です。

Re: 『飛龍死すべし』 - 市川 しのぶ

2017/11/03 (Fri) 10:40:34

『飛竜 死すべし』のご批評を有難うございました。
飛び舞う舞扇の中を踊る女の狂気は、感じて頂けたでしょうか。一人舞い狂う女の情念はいかに奥深いものであるかということを、理解して頂けたでしょうか。
他の方々は、独特な今回の芸の世界を、どのように感じられたことでしょうか。 
他の同人の作品感想もお待ちしております。 
有難うございました。

弦102号 発送準備完了 - 市川 しのぶ

2017/10/17 (Tue) 15:03:28

10月16日 雨の中編集委員が集合して、発送準備完了しました。まもなく皆様のお手元に届きます。
今回は同人・会員ともに頑張りましたので、分厚い冊子になっています。皆で力を合わせて作り上げた冊子です。皆力いっぱい書いた作品です。
届きましたなら、ぜひお読み頂きましてまして、この欄にでも個人的でも、主幹の所へメールでも手紙でも、どんな方法でも構いませんので、感想・批評・あるいは酷評を1行でも頂けませんでしょうか。それが何より書いた者の励みになります。
宜しくお願い致します。

弦 102号 - 市川 しのぶ

2017/10/05 (Thu) 14:47:02

秋空のもとで、金木犀が香っています。
102号の最終校正が終了し、印刷・製本に回っています。
まもなく皆さまのお手元に届きます。
今回も、同人一同頑張って書いておりますので、お楽しみに!

Re: 弦 102号 - kanko

2017/10/14 (Sat) 11:15:09

待っています。次はどう来るか?
いい意味で不可解な「市川しのぶ」さんです。 

ノーベル文学賞 - 市川 しのぶ

2017/10/12 (Thu) 11:38:43

随分若い時に『日の名残り』を読みました。その良さが素直に受け止められなくて「作者は本当は何が言いたいのか?」と思いました。その後映画化され、映像なら解るかも……と見に行きました。2回繰り返し見て、やっと作者の意図がおぼろげに分かった難しい作品でした。歳を経た今なら、もう少し理解出来るでしょうか? 

イシグロ氏にノーベル賞 - 長沼宏之

2017/10/11 (Wed) 16:06:45

英国人作家カズオイシグロ氏にノーベル文学賞が贈られることになりました。日本でも大変人気のある作家です。弦の読書会でも昨年「わたしを離さないで」を取り上げ、高い評価を与えられました。受賞発表後、新聞で作品について、あるいはこの作家の特質について多くが語られましたのでいまさらここで語ることもないのですが、わたくしなりに2つの点をあげてみたいと思います。一つは、一作ごとに全く異なるジャンルに挑戦しながら、それぞれが質の高さを保っていること。もう一つは、内容が難解ではなく、共感、感動を呼ぶ作品であるということです。昨今日本では、分かりにくい、思わせぶり、はっきりしないエンドが純文学の条件のように言われていますが、、そういう評価基準から言うと、イシグロは純文学ではない? イシグロの作品は映画になっり、テレビドラマになったりして、「日の名残り」などは映画としても高い評価を受けていますが、映画化やテレビ化されるなんて、エンタメ?私が言いたいのは、文学がグローバル化する中で、純文学の評価基準というのはどうなのか、という疑問。しかし、村上春樹の作品はグローバルに評価され、ファンも多いですが、映画やテレビドラマにはなりにくい。すると、彼が最高? 受賞してもいいと思うのですが……

読書会で「影裏」を批評 - 長沼宏之

2017/09/28 (Thu) 16:22:57

9月の読書会では、第157回芥川賞受賞作「影裏}沼田真佑著を取り上げました。まず大変短い作品だが、たくらみに満ちているという感想が述べられた。主軸は主人公今野と友人の日浅との交流だが、日浅には謎の部分が多く、大事なところは解き明かされない。読む人によっては震災を描いた小説だとも言う。一方で主人公は同性愛者でありLGBTというマイノリティを描く小説という見方もある。しかし、どれにも深入りせず、中途半端な物足りなさは残る。大震災についても今野は被害がなかった盛岡に住んでいて、間接的にしかかかわりあっていない。被災の当事者でないものが見たかのように生々しく書くのはおこがましいという作者の態度には共感できる。すべてに距離を置き、ほのめかし、思わせぶりに満ちている。それがかえって読者の強い想像を誘う。こういう書き方は新鮮であるとは言える。釣りの場面を始め、精緻な自然描写、文章力の見事さは全員が認めた。

全作家 106号  - 白井康

2017/07/12 (Wed) 15:09:27

 最新の全作家 106号で弦の2作が取り上げられています。
長沼氏の普通の人々と木戸さんのある日の自画像です。
名古屋地区の同人誌の中で取り上げられているのは弦とじゅん文学だけだと思いますが、誇ってもよいことだと思いますが
この程度で喜ぶのもどうかと思う次第です。

Re: 全作家 106号  - 荒田

2017/09/15 (Fri) 20:21:58

はじめまして。荒田と申します。
じゅん文学を引き合いに出していただきありがとうございます。
書き手にとって発表してなんの反応もないのが一番辛い。
最近ではネット上でも反響があり時代を感じています。
例えばこれ。http://blog.goo.ne.jp/monbu7
いい刺激になっています。
これからも掲示板にお邪魔させてください。

第157回芥川賞「影裏」を読んで - 空田広志

2017/08/12 (Sat) 20:12:19

まず、文章が緻密で、巧い。これには驚くばかりです。マジシャンが巧みな手さばきでトランプのカードをきる。登場人物が推理小説を読むように現れてくる。全体的にいうとこういう感じにのるのかな、という印象。せっかく、素晴らしい文章をみせてくれたので、ネタを明かして欲しかった。いくつかの難点をいうと、まず、「釣り」これは、釣り堀で釣りをやっている感じで臨場感が希薄。主人公の今野からみた、釣り友達の日浅のマイノリティーな姿が描かれている。その、日浅が互助会で人を騙していく手口は通俗的、これは、もっと別な仕事を通して、詐欺っていく姿を描いて欲しかった。3.11の東日本大震災や日浅の親子の断絶は、この物語としては、あくまで付け足し。作者のサービス精神が過剰なあまり、結局、焦点がぼやけてしまたと思います。

Re: 第157回芥川賞「影裏」を読んで - 長沼宏之

2017/09/14 (Thu) 19:09:11

読みました。空田さんの感想と同じく、文章で読ませる小説だと思いました。東日本大震災、自分は圏外の内陸の盛岡に身を置いて……、時の話題のLGBTも無理やり取り入れて……
よいと思ったところもそうでないところも、9月20日の読書会で申し上げましょう。


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